「魅力」がやりがいへ

看護師の仕事をしていると、誰かの役に立っているということを実感しやすい。
基本的に患者と最も親密に接するのが看護師で、その患者の状態が良くなっていくのを、近くで確認することができる。
その結果、患者から感謝の言葉を受け取るようなことがあれば、役に立ったことが実感できるだろう。
また、患者には、身の回りのことを全て自分でできる人は少なく、看護師のサポートを必要としている。
したがって、必要とされたいという願望を持つ人にとっては、日常的な仕事も魅力的に感じられるだろう。
そして、看護師として働くためには、国家資格が欠かせない。
誰でもできる仕事ではないので、給与が一般的な水準よりも高めである。
現実的に考えた場合、人生を豊かにするためには、お金が十分にあるに越したことはない。
そのため、看護師の仕事の魅力として、給与の高さを一番に挙げる人も少なくないだろう。
さらに、看護師の資格はよほどのことがない限り、将来的に長く使い続けられる。
女性の場合は出産や育児によって離職や求職をすることもあるだろうが、そこから復職することも不可能ではない。
また、仕事の種類によっては、将来的にAIや機械に取って代わられて、人が職を失うのではないかと、不安に思うようなものもある。
その点、細かなケアが求められる看護師は人でなければまず成り立たず、機械やAIにはまずできない。
むしろ高齢化社会に向かうに連れて、需要が高まる可能性さえある。
そういった将来の展望の良さも、看護師の魅力と言えるだろう。
そして、それらの魅力が看護師のやりがいに繋がっていくのである。